どんなクラブ?
レアル・マドリードCFは1902年3月6日、パドロス兄弟らによって「マドリード・フットボール・クラブ」として創設された。1920年、国王アルフォンソ13世から「レアル(王立)」の称号を授与され、現在の名称となった。
ユニフォームが白一色なのは、創設者たちがイングランドの名門アマチュアクラブ、コリンシアンFCへの敬意から白を選んだという説が広く知られている。
クラブ・会員(ソシオ)・支持者のアイデンティティ全体を指す言葉が「マドリディスモ」。応援歌「ハラ・マドリード」はクラブ創立100周年の2002年に正式採用され、プラシド・ドミンゴも制作に関わり世界的に広まった。
ライバルはFCバルセロナとの「エル・クラシコ」、そして同じマドリードを本拠地とするアトレティコ・マドリードとの「マドリード・ダービー」。特にエル・クラシコはスペイン内戦後の中央集権対カタルーニャ自治という政治的背景も絡み、単なる一クラブ同士の対戦を超えた意味を持つ。
基本データ・史上最多のタイトル
サンティアゴ・ベルナベウは2019年から2024年にかけて約17.6億ユーロをかけて大改修。ステンレス外壁と可動屋根、収納式ピッチを備えた最新鋭スタジアムに生まれ変わった。クラブは正式な最終収容人数を公表していないが、報道で最も広く引用されているのは83,186人。
監督:ジョゼ・モウリーニョ(電撃の13年ぶり復帰)
2026年夏の最大のニュースが、モウリーニョの監督just復帰。1963年1月26日生まれ、ポルトガル・セトゥーバル出身の62歳(就任時点)。2026年6月11日にクラブ理事会で正式決定し、2029年6月末までの3年契約を結んだ。
モウリーニョは2010-2013シーズンにも一度レアルを指揮した経験があり、今回が13年ぶりの復帰となる。ポルト(2002-2004、UEFAカップ・CL優勝)、チェルシー(プレミアリーグ複数回優勝)、インテル・ミラノ(2008-2010、セリエA2連覇・CL優勝)、その後マンチェスター・U、トッテナム、ローマ、フェネルバフチェ、ベンフィカと渡り歩いてきた。ポルトとインテルという異なる2クラブでCLを制した数少ない指揮官の一人でもある。
チームのプレースタイル
① 高強度プレッシングと縦への速さ
実質開幕戦となったエスパニョール戦では、序盤から強度の高いプレッシングと縦に速い攻撃を志向。アルダ・ギュレルの機動力と右サイドの活用が目立った。
② 二人の司令塔を並べる可変システム
ダブルボランチ(バルベルデ、ベルナルド・シウバ)の前に、アルダ・ギュレルとベリンガムという2人の攻撃的MFを並べる編成。伝統的な「モウリーニョ流」の堅守速攻とは一味違う、才能を前に並べる布陣が特徴。
③ まだ発展途上の中盤コントロール
現地メディアの論評では「才能には秩序が必要」と指摘されており、中盤の制御に課題を残し失点機会も許している。個の力で勝ち切っている試合が続いている、という評価。
直近の一戦:モウリーニョ体制の公式戦初陣(2026年8月22日、対エスパニョール)
結果は2-1の勝利(アウェイ、RCDEスタジアム)。9分にベリンガムが先制するも、エスパニョールのラウル・カラに追いつかれる展開。だが終了間際の89分、途中出場のカルロス・エスピが決勝点を叩き込み、モウリーニョ体制を白星でスタートさせた。
なお本来の開幕節(対レアル・ソシエダード、ベルナベウ)は2026年8月26日開催予定。このガイド作成時点(8月23日)ではまだ実施されていない。
選手名鑑の見方
Transfermarkt(2026-27シーズン)をもとに作成。2026年夏はイブライマ・コナテ、ベルナルド・シウバ、ヤン・ディオマンデ(RBライプツィヒからクラブ史上最高額級との報道)ら大型補強が続き、フロレンティーノ・ペレス会長承認の総額約5億ユーロ規模の補強と報じられている。